ANVIL見てきた

HeavyMetalは、殆ど聴いていない。

中2で松山千春とかSimon&Garfunkelとかが好きだった頃に、野球部のS枝くんが、SONYのBHFに録ってくれたベストセレクションでIRON MAIDENを何回か聴いたくらい。

その後、Psyche/Punk/Noiseには行ったのだが、Metalはなんか体が丈夫でないとっつー感じで、近づかなかった。

ANVILの映画「アンヴィル!夢を諦めきれない男たち」は、何年か前に話題になっていて、TSUTAYAで借りてきて見た。いい歳こいてまたLiveを始めたクズミュージシャンとしては身につまされるものがあり、泣かされた。

映画を見た直後は、ANVILはその後ちゃんと活動出来てるのか気になって、ネットで調べたりしていた。

先日、そのANVILの来日公演を、新宿LOFTで見てきた。チケット代も結構するので、普通であれば行くLiveではないのだが、知り合い&同姓のY二がHELLHOUNDというバンドのベースとして、サポート出演するというので、これは!と思い行くことにした。

トップ、HELLHOUND
「おまえら、ANVILまで体力とっとくつもりじゃねーだろ〜な!」「おれらはコーラスとか下手だから一緒に歌ってくれ!MetalとかWarriorとかテキトーに叫んでくれりゃあいいんだ!」とかMCに笑かせられつつ乗った。カタルシスがあって、いいバンドだと思った。

2番目、MARVERIK
HELLHOUNDより、みんな悪そう。演奏も、よりHard Edgeな感じでアンサンブルが効いている。聞いたところによると、ANVILのサポート出演、Metalでも何でもない方の日もあるようなのだが、サポートするのはMetal愛に溢れるおれらのようなバンドであるべきと、彼らがプロモーターを口説いたらしい。演奏時間が比較的短かったのは、役回りとしてより気を使ったのかもしれない。

トリ、ANVIL
さすがのキャリア、余裕カマしつつで、キレのある音と盛りあげっぷりだったが、何より心打たれたのは、Vo&Guitar"リップス"の全身から溢れていた喜びのエネルギーだ。
本当に心の深いところから、今ここでおまえらの前で、こうして大好きな音楽がやれることが楽しくてしょうがない!という波動が伝わってきた。
それは、ジャンルや音楽という枠を遥かに越えた熱量だった。

というわけで、いいもん見た。
Thanks! Respect ! 
HELLHOUND
MARVERICK
ANVIL

P.S.   Lou Reed & Metallicaみたいなこともあったよな、なんてことも思い出しつつ...明日のLiveは何やろうかなっと。